傅清泉先生の講習会終了後に
以下のお話をお聞きしました
以下のお話をお聞きしました
傅鍾文先生は傅清泉先生のおじいさんです
傅鐘文先生は楊澄甫先生の晩年の弟子であり
楊澄甫先生といっしょに行動され、
太極拳の指導をされたのはよく知られています
楊澄甫先生が体の具合を悪くされ亡くなられる時にも
傅鍾文先生は楊澄甫先生をご自宅に引き取られて
最期を看取られたそうです
楊澄甫先生の奥様は、その後も
49年間ご健在だったそうです
その間、傅鍾文先生は奥様をずっと励まし続け
毎年一回は必ず訪問し続けたそうです
楊澄甫先生の弟子は大変多かったのにも関わらず
こうしたことを行った方は傅鍾文先生以外はいなかったそうです
北京で太極拳の大会があった時には
当時の交通機関は不十分で、都合よく車も利用できなかったため、
徒歩で8時間もかけて奥様を訪問されたそうです
奥様はこの突然の訪問に大変感激されたそうでした
実はこの話は、傅清泉先生が傅鍾文先生から
直接お聞きしたわけではなく、
楊澄甫先生の四男の楊振国先生から6ー7年ほど前に
初めて伺ったのだそうです
傅清泉先生もこのことを初めてお知りになり
大変驚かれて、傅鍾文先生が非常に多くの方から
いまだに慕われて続けている理由がこうしたところに
あるのだと思われたそうです
傅鍾文先生の太極拳に対する技量の高さとともに
人間としての徳の高さが多くの方に慕われ続ける
理由なのだろうとのことでした
傅先生の
"This is the life."
という言葉が大変印象的でした